本ブログにそんなくそ断片じゃのっけらんねぇから、ここに書くお。
関内のとある街角の小さな喫茶店。がらんがらんと呼び鈴が鳴る。
黒くて古びた木のテーブル。マスターは新聞を読んでいる。喫煙可。
=(イコール)古風なかんじの喫茶店だ。
マスターの名を▲というらしい。
何かのこだわりがあるような、サイフォンに注がれる真剣な表情と眼差しに、きゅんときてしまったみたいで。
コーヒー in THE・シンプルな白いカップとソーサー。
コーヒーは苦いけど(そもそもコーヒー苦手民族である)、口に残るのは、なんだかまろやかで安心する味だった。
その日から通い始めた。
マスター観察日記
・▲マスターは、まつ毛が長い
・なぜか白い紙コップにコーヒーを入れて飲んでいる。決まってブラック。脇で麻雀のアプリやってる。
観察日記・数回後
・ごくごく稀に眼鏡の日がある。コンタクトだったんだ~。(後日メモ→ゲームのやりすぎて目を悪くしたと話してくれた)
コーヒーをフーフーする時に眼鏡がめちゃくちゃ曇っててかわいい。
・↑のことから気づいたんだけど、おそらく猫舌。
紙コップコーヒーも淹れてちょっと放置してから飲んでるし、熱めを飲むときは必死にフーフーしてる。かわいい。
・最初は感想「苦い」が先行してそれだけだったけど、何度も味わってるとふんわり奥深い薫りが何種類も…クセになってるのかな。もっと飲んだらこの薫りの解像度やわかってもっと楽しめそうな。
何らかのキッカケがあって、話せるようになる
・マスターにビールを差し入れると喜んでくれる。
その綻んだ顔がとってもかわいい。おやじぃのようないたずらっ子赤ちゃんのような。この顔が見たいだけで買ってきている。
いっぱい差し入れる(箱)と、「夜はバーにしますかね(笑)」と、お仲間を読んでバーという名の居酒屋をやってる。
・悩み相談としては…いや、どちらかというと愚痴を気が済むまで聞いてもらってるような。
悩み相談の場合は、現実的な案を簡潔に出してくれる。
私は愚痴を気が済むまで聞いてもらってることが多いのだが…なんていうか聞き上手。ふんふんと小気味よく相槌を打ってくれるので、喋っちゃう。遮られることはない。に「まぁゆっくりやればいいじゃない」。結局それが言われたいだけで、話しているのである。そう、甘えている…。
マスターは歌がとんでもなく上手。
「励ますと思ってさぁ、歌ってくださいよ~」と言われるも、「いやいやww」と数回断るも、ギターを押し付けると、渋々、ボロンボロンと超絶上手い爪弾きをやって、唄を唄ってくれる。
このまま風にゆらゆら流されていきたいよ~
今だけは全てを許してみようよ~
こうしてコーヒー飲んでいるときだけでいいから~
時間が止まれば~いいのになぁ~
いつもと同じだけの砂糖を溶かしながら~
渦の中に見えない現実が回ってる~
「「「圧倒的共感なんだよね」」」
「ここの喫茶店の主題歌ですね」
冷めたコーヒーをすすりながらおかしな時間の中で動いてる~
「あー、これはね、『あぁこんなコーヒー冷めるぐらい考えてたんだ』って曲」
っていうのは、酔ってゴキゲンな時のマスターに聞いて教えてくれた。
「「「失恋の曲も乙ですね」」」」
スタンディングオベーションぱわぱわーあっぷ
ちょっと嬉しそうなマスターはボロンボロン蛍の光を爪弾いてたりする。
もし、bot文化が活発だったら、▲マスターbot作ってたかもしれないなぁ。